LGBT理解増進法案
こんにちは、個別指導塾Lの竹下です。
豊橋では今日で中間テストが終わりという塾生が多いですね。
がんばった成果が発揮されていることを祈っています。
今回はあるニュースについてです。長くなります。
LGBT理解増進法案の了承見送り
昨日、Twitterを見ていると、気になるニュースを目にしました。
▼以下Yahooニュースのリンクです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f623c7e9374c929783f88e40ed27e5575369caaa
(「いろんな副作用も」LGBT理解増進法案 自民部会で紛糾 了承見送り)
内容を読んでみると、
「道徳的にLGBTは認められない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f623c7e9374c929783f88e40ed27e5575369caaa
「人間は生物学上、種の保存をしなければならず、LGBTはそれに背くもの」
このような発言があったというのです。
会議中の状況もわかりませんし、細かいニュアンスもわかりませんが、あまりに理解のない発言だと思います。
道徳的にLGBTは認められない?
”道徳的に”認められない
ちょっと私には意味がよくわからないのですが…
そもそも道徳とはなんなのでしょうか。
道徳とは何か
私が思う道徳とは、人として、社会の一員としての正しい思慮・分別です。
それを身につけるために、小中学校で「道徳」の授業があるのだと思っています。
辞書で調べてみると、以下の説明でした。
【道徳】
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%81%93%E5%BE%B3/
人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体
LGBTは道徳的に認められないのか
道徳という言葉の定義が上に述べた通りだとすると、
LGBTを認めること、つまり当事者の人権を尊重することの方が正しい行為だと思うのですが。
- 好きな人と愛し合っているのに、同性だから結婚ができない
- 性自認は男性なのに、女性の体だから女性として扱われる
ほんの一例に過ぎませんが、このように現在の法制度で苦しんでいる当事者の方はたくさんいます。
人権が認められていないと思いませんか?
異性であれば、結婚することも、結婚しないことも選択できます。
子供をつくることも、つくらないことも選択できます。
同性同士では、その選択肢すら与えられません。
トランスジェンダー当事者の方で、戸籍上同性の場合も同様です。
LGBTが道徳的に認められないのではなく、個人が勝手に作り上げた道徳感がLGBTを認めたくないからと排除しているだけではありませんか。
会議で発言された方々は、当事者の声に耳を傾けたことがあるのでしょうか。当事者の思いを理解しようとしたことがあるのでしょうか。
LGBTは種の保存に背くもの?
この文章は、元生物教師として黙っていられませんね。
そもそも種の保存、子孫を残そうとすることは生物に生まれつき備わっているものであり、本能です。その証拠に、動物は教えなくても交尾することを知っていますし、子育ての方法も知っています。
一方で人間は、子供をつくるという選択をすることもあれば、子供をつくらないという選択をすることもあります。(子供をつくれないという場合もあります。)
この時点で知能が本能を超えてしまっているのです。もはや人間は、本能をも超越する知能をもってしまった生物なのです。種の保存に背くのは必然です。
では、改めて。
LGBTは種の保存に背くものだから認められないのですか?
まとめ
昨日ニュースを見て、今の日本を引っ張っていく立場の方々がこのような思考なのかと愕然としました。
裁判で違憲判決が出たこともあり、少しずつLGBTが社会に浸透し始めてきたかなという矢先にこれです。
簡単に認められるものではないというのは百も承知ですが、せめて納得のいく理由を述べてほしい。
- ただ単に今まで認められてこなかったから。
- 新しい問題が生まれそうだから。
だけで見送っていい問題ではなくなっていると思いますよ。
議員の方々の思考及び国民の意識がこれから変わっていくことを祈っています。
さいごに
今一度申し上げておきますが、その場の流れや細かいニュアンスなどはわかりませんので、あくまで記事にあった言葉を見て思ったことです。法律の知識もあるわけではありませんので、私なりの道徳で書いた記事となっております。ご了承ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。